【TeamAdp#5】あそびの教室活動紹介

こんにちは。TeamAdp代表の岩田です。

今回は弊法人事業「あそびの教室」の活動紹介を♩「あそびの教室」は、障害のあるお子さんとそのきょうだい児を主対象とした余暇活動支援教室です。現在は、吉川市で毎月2回(土曜)開催を目安に、各回、様々な集団遊びに取り組んでいます(地域のお子さまも参加可能です)。

この日の遊びは「綱引き」!私も高校生ぶりに力を出し尽くしました(笑)ちなみに、東アジア・東南アジアにおける「綱引き」は、なんでもその年の豊作を祈願して行われているとか。『共同体の構成員の“融和”と“団結”』に向けた伝統的な遊びのようです。

「あそびの教室」においても、綱引きを通じて、参加者同士を隔てるモノがなくなるといいなー。「誰かと力を尽くしてみたい」と思ってくれるといいなー。そんな気持ちを込めて、チョイスしてみました。

みなさんは綱引きをした経験はありますか?経験の数はさほど多くなくとも、遊び方をわかっている人は多いですよね。遊びの内容が明確で、参加者にとってもよく「わかる」取り組みやすい遊びです。

遊びは「させる」ものでなく「する」もの。参加者がやってみたくなって、その人なりに「する」ためには「わかる」環境づくりが重要と考えています。

『お助け綱引き』の様子。「お助け役」が駆け寄り、チームに加わっていく。

【「わかる」遊びに仕掛けを加える】

また今回は、通常の綱引きに一工夫加えた『お助け綱引き』も紹介しました。1対1の引き合いからスタートし、負けそうなチームに「お助け役」が加わっていくという遊び方です。写真は「お助け役」として駆け寄る最年少の3歳児さん!背中が何とも頼もしい!

「お助け役」という役割を加えることで、参加者一人ひとりが、遊びに参加している実感、帰属意識をもちやすくなったように感じました。

総じて綱引き遊びは、結果がどうなるか分からないハラハラ感、綱を夢中で引き合った後の解放感がたまらなかったようです♩(教室終了後、「あー、可笑しかった」と笑いが止まらないお子さまの姿が印象的でした)

綱を夢中で引き合った後には、力が抜けて、自然と笑顔が出てきます。

【「あそびの教室」への想い】

「わかる」、その人なりに「できる」、そして属性や立場に関わらず参加者みんながやってみたくなって、「楽しい」。そんな時間と空間を共有したくて、「あそびの教室」を始めました。

教室には、アダプターと呼ばれる支援者が参加していますが、「子どもが楽しそうで良かった」というよりも「子どもに負けないくらい楽しんだわー」といってもらえた日の方が、お酒が進みます(笑)参加する全員が、“満たされて”帰ること、が重要です。

今回は「綱引き」そのものの魅力に助けられ、テクニカルなお話こそ取り上げませんでしたが、お子さんのニーズの度合いによっては、

・「わかる」ためのアダプテーション(工夫)

・「できる」ためのアダプテーション(工夫)

・「やってみたい」と思うためのアダプテーション(工夫)

を使いこなし、参加する全員が、“楽しくて満たされる” 場づくりを目指しています(この辺のお話は、次回以降、取り上げていきましょう)。

コロナ禍で制限はありますが、細く長く、活動を続けていきますので、「あそびの教室」をよろしくお願いいたします♩

あっ、ちなみに次回は2月26日(土)13:00〜14:00です!

関連記事

PAGE TOP