【TeamAdp#7】アダプテーションフェスティバル②

前記事に引き続き、TeamAdp初のスポーツ・文化イベント「する・みる・ささえる アダプテーションフェスティバル」の紹介です。

フェスティバルでは、第一部「あそびの教室 春・特大号」第二部「ロービジョンワンデーカップ」と合わせて、特別企画を実施いたしました。

特別企画は「第二回 視覚に障害のある子ども作文コンクール授賞式」! 視覚障害者スポーツコミュニティである「CA SOLUA(シーエーソルア)」と共同開催した作文コンクールの授与式です。

作文コンクール授賞式。特別賞を受賞した川田陽大さん(中央)、優秀賞を受賞した金井絃さん(左)、小汐拓幹さん(右)と審査員、アテンドを務めたCA SOLUA一同。

作文コンクールは今年で二回目の実施になります。視覚に障害のある子ども(小・中学生)を対象とし、今テーマは「私の将来の夢—私の心を燃やすもの—」でした。

子どもたちは、点字や拡大原稿など、自分に合った文字と用紙を選択して、コンクールに応募することができます。約40作品の応募をいただき、視覚障害のある当事者とともに厳選なる審査を行いました。

当日は、特別賞(岩田朋之賞)受賞者1名、優秀賞2名のお子様が出席されました。

受賞された子どもたちは、緊張した様子もありましたが、賞状を受け取り誇らしい笑顔を見せてくれました。改めて、みなさんおめでとうございます!

点字賞状を受け取る川田さんと審査委員の岩田朋之さん(CA SOLUA)

また、今年度の特別賞の記念品は「アルファベットフェンシング」を贈呈いたしました。アルファベットフェンシングは、視覚障害のある人も楽しむことができる、剣の形状が調整されたフェンシングです。

アルファベットフェンシングの詳細はこちら:https://group.ntt/jp/magazine/blog/universal_04/

アルファベットフェンシングの様子。1対1で互いに目を瞑り、かアルファベットの木片をもち勝負する。

会場には、受賞作品を展示させていただき、ご来場いただいた皆様にもご鑑賞いただきました。点字作文は、CA SOLUAの選手により墨訳(活字に直すこと)され、私たち活字ユーザーも読むことができます。

展示された受賞作品。作品を読んだ方からは「面白いアイデア」「よく書けているね」等の感想をいただきました。

アダプテーションフェスティバルにご参加いただいた子どもたちには、協賛企業である「株式会社名取商事」様オリジナルのGreenサッカーノートをお配りさせていただきました。

このGreenサッカーノートは、視覚に障害のあるお子さまも楽しくご活用できるよう、文字幅や枠の太さを調整したり、光を反射しにくい素材を使用したりするなど、工夫と改良を重ねてご作成いただきました。

「株式会社名取商事」様のHPはこちら:https://natorishoji.com/2021/10/01/link/

Greenサッカーノートの記入例ページ。文字幅が広く、太い枠線が使用されており、見やすく、分かりやすく作成されている。
メモページや原稿ページ、五線のページなど、子どもたちが「使ってみたい」と思うページが盛り込まれています。

フェスティバルを通じて、スポーツの形も読み書きの形も、工夫すれば変えることができる!人のもつ多様なニーズに応えようと努力することで、新たな価値を生み出すことができる!そのような可能性を感じた1日となりました。

改めて、「株式会社名取商事」様をはじめ、血管年齢測定等のブース出展をいただきました「明治安田生命新宿支社」様、運営協力をいただきました「SOLUM(ソルン)株式会社」様、そしてご参加いただきました皆様、この度は誠にありがとうございました!

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