前記事に引き続き、TeamAdp初のスポーツ・文化イベント「する・みる・ささえる アダプテーションフェスティバル」の紹介です。
フェスティバルでは、第一部「あそびの教室 春・特大号」第二部「ロービジョンワンデーカップ」と合わせて、特別企画を実施いたしました。
特別企画は「第二回 視覚に障害のある子ども作文コンクール授賞式」! 視覚障害者スポーツコミュニティである「CA SOLUA(シーエーソルア)」と共同開催した作文コンクールの授与式です。
作文コンクールは今年で二回目の実施になります。視覚に障害のある子ども(小・中学生)を対象とし、今テーマは「私の将来の夢—私の心を燃やすもの—」でした。
子どもたちは、点字や拡大原稿など、自分に合った文字と用紙を選択して、コンクールに応募することができます。約40作品の応募をいただき、視覚障害のある当事者とともに厳選なる審査を行いました。
当日は、特別賞(岩田朋之賞)受賞者1名、優秀賞2名のお子様が出席されました。
受賞された子どもたちは、緊張した様子もありましたが、賞状を受け取り誇らしい笑顔を見せてくれました。改めて、みなさんおめでとうございます!
また、今年度の特別賞の記念品は「アルファベットフェンシング」を贈呈いたしました。アルファベットフェンシングは、視覚障害のある人も楽しむことができる、剣の形状が調整されたフェンシングです。
アルファベットフェンシングの詳細はこちら:https://group.ntt/jp/magazine/blog/universal_04/
会場には、受賞作品を展示させていただき、ご来場いただいた皆様にもご鑑賞いただきました。点字作文は、CA SOLUAの選手により墨訳(活字に直すこと)され、私たち活字ユーザーも読むことができます。
アダプテーションフェスティバルにご参加いただいた子どもたちには、協賛企業である「株式会社名取商事」様オリジナルのGreenサッカーノートをお配りさせていただきました。
このGreenサッカーノートは、視覚に障害のあるお子さまも楽しくご活用できるよう、文字幅や枠の太さを調整したり、光を反射しにくい素材を使用したりするなど、工夫と改良を重ねてご作成いただきました。
「株式会社名取商事」様のHPはこちら:https://natorishoji.com/2021/10/01/link/
フェスティバルを通じて、スポーツの形も読み書きの形も、工夫すれば変えることができる!人のもつ多様なニーズに応えようと努力することで、新たな価値を生み出すことができる!そのような可能性を感じた1日となりました。
改めて、「株式会社名取商事」様をはじめ、血管年齢測定等のブース出展をいただきました「明治安田生命新宿支社」様、運営協力をいただきました「SOLUM(ソルン)株式会社」様、そしてご参加いただきました皆様、この度は誠にありがとうございました!